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帝国ホテルタワーのコンビニ

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ハイヤードライバーとして帝国ホテルを知らない人はいません。乗務員研修では、まずこのホテルに訪れて視察し、駐車場の入り方、車の付け場所などを確認すると思います。…

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まだまだ、知らないことが多すぎる

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朝方通勤時間に甲州街道を新宿方面に走っていたら後方からスーツを着た男が三輪のスクーターにまたがり、さっそうと登場次々に乗用車を追い抜いて行きます。おいおいノー…

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役員さんがご存じなかった「じどりぼう」

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「じどり」という言葉を聞いたとき皆さんは何を連想するでしょうか?食通の方なら、「地鶏」以前知り合いと徳島に行ったときに地鶏のおいしい店を紹介されたことを思い出…

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先日11月10日、11日 中国で行われたAPEC(アジア太平洋経済協力)多国間における経済協力を進めるための非公式なフォーラムのため国旗や国歌の使用は禁止されているとい…

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御客様からの変わった質問

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羽田空港まで、パイロットを乗せて空港まで送るという仕事をいただいた時のことでした。迎えに出向いたのは品川港南地区にあるタワーマンション再開発で建てられた見える…

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帝国ホテルタワーのコンビニ

ハイヤードライバーとして帝国ホテルを知らない人はいません。
乗務員研修では、まずこのホテルに訪れて視察し、駐車場の入り方、車の付け場所などを確認すると思います。
本館の正面口、宴会場口、VIP口、地下の駐車場、立体駐車場・・・

月に1度は行くようなところですから、ホテルというよりも、大人の集会所のような感覚が私にはあります。

9-23teikoku1.jpg

昨日宴会があってお客様を帝国ホテルまでお送りした後、お帰りまで待機するため、お客様降車時にドアボーイに声をかけ無料駐車券をもらいました。
比較的規模の大きい宴会なら、ドアボーイも機械的に無料駐車券をドライバーに渡すのですが、この時は人影もまばらで、こちらから申し出なければもらいそびれるところでした。

帝国ホテル駐車場

ここの駐車場に夕方車を入れようものなら、車がぎっしりと詰まっていて、下手をするとパーキングタワーの最上階までぐるぐると回りながら登っていかなければならなかったりします。
今回はたまたますいていましたが、それでも4階に上がった時点でようやく駐車スペースを見つけました

宴会となると基本2時間は出て来られません。それを見込んで
小腹を満たすために、近隣にある行きつけのコンビニに行くために車を離れました。

都内、よく行く場所にはドライバー各自が開拓した落ち着ける場所があるもので、一旦そういう所を見つけると、来るたびにそこへ出かけるようになるのは私だけでしょうか。
あちこち探索して回っているうちに時間が経過しますから、かえってゆっくりできないと思うからなんです。

帝国ホテルに来たときは、泰明小学校方面に向かってガードをくぐって線路伝いに少し歩くとセブンイレブンがあります。そこでいつも用をたすというのが私の定番なんですが、
この日はなんとなく東京宝塚劇場から日比谷方面に向けて進んでいき、適当なコンビニでも入ろうと思いたったのです。
かつてこの近辺に来たときに店があったようなかすかな記憶があったからですね。

有楽町のレトロな感じ

歩いて数分もしないうちにすぐにコンビニが目についたのですが
周りを見渡すと、あちこちい赤ちょうちんや居酒屋のネオンがともり
なんとなく昭和のレトロな感じに魅せられて、コンビニはそのまま素通りし
何かに誘われるようにJR線のガードをくぐって右手に折れ、
帝国ホテル方面に向けてたらたらと歩くことにしたのです。

すると目の飛び込んできた光景は
いっぱい飲み屋が軒を並べた、まるで映画「三丁目の夕日」の世界

思わずスマホで写真をとってしまいました。

9-23 yurakucho.jpg

一日働き詰めたサラリーマンやOLたちが、店の外にまで所せましと並べられた席にこしかけて、顔を赤らめながら、酒瓶を片手にあれやこれや談笑しています。

そんな彼らの弾んだ会話を邪魔するかのように
時折電車がガード上を通過すると、ガタンガタンと辺りに響きわたります

こんなところにも東京の庶民の暮らしがあるんだなあ・・・。
変に感慨深くなりました。

コンビニ発見

結局、手ぶらのまま、20分かけてぐるりと線路伝いに歩いて、再び帝国ホテルタワーの玄関口までたどりついたのですが、たまたま中から人が出てきて正面の自動ドアが開いたところ
見覚えのあるロゴマークが目に飛び込んできたじゃありませんか!

9-23seven in hotel.JPG

 あれ? 

とは思いながらも、
そのまま知らぬ顔をして通り過ぎようかと駐車場のほうに足を向け始めたのですが、私の好奇心がそれ許しませんでした。

踵を返して、
 ここまで来てるんだからやっぱり確認してみなきゃあな

一人でぶつくさ理由づけして自動ドアに足をかけました

帝国ホテルタワーの中にコンビニがあった!

ご存知の方も多いと思いますが
なんと帝国ホテルタワーの中にセブンイレブンがあったのです。

いやあ、灯台下暗しだなあ

しかし
その看板は、いつも見ている看板とは違っていて
いわゆる「帝国ホテル仕様」

帝国ホテルのブラウンを基調とする内装に合わせて配色が違っていたのです

9-23 seven logo.jpg

セブンイレブンといえば、
ちょっと目立つ奇抜な原色を使ったロゴマークでおなじみですけれど

9-23seven.jpg

環境に合わせて自社ロゴまで変化させるなんて
こういう芸当は外国資本の企業ではできないだろうなあ・・

日本人のおもてなしの心
和を尊ぶ伝統的精神を感じてしまいました。

店内はどうか

かといってコンビニ店内はいつものセブンイレブンでした。
ただし、5〜6人座れるカウンター席が準備されていて
ちょっとしたコーヒーブレイクを楽しむのには良さそうです。

最近よく見かける「電源」も完備しているので、
スマホの充電や、パソコンでちょっとした仕事をするのにもうってつけのスペース

私は、せっかく足を運んだのだからと
レギュラーサイズの引き立てコーヒーを一つ注文し、そのカウンター席にこしかけて、しばらく小休止したあと車に戻りました。

9-23 seven in.JPG

帝国ホテル駐車場にも結構広い運転手控室が完備され
自販機も置いてあるのでくつろぐことは可能なんですが
私は同業者と居合わせていると落ち着いて休憩できない神経質な面もあり、ほとんど立ち寄りません。

そういった意味では
今回のこの帝国ホテルタワー内のコンビニ発見は
帝国ホテルへ行った時の私の重要な休憩拠点となりそうです。

皆様も帝国ホテルにお立ち寄りの際には
一度のこのコンビニを覗いてみてはいかがでしょうか。

9-23hotelm.jpg


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まだまだ、知らないことが多すぎる

朝方通勤時間に甲州街道を新宿方面に走っていたら
後方からスーツを着た男が三輪のスクーターにまたがり、さっそうと登場
次々に乗用車を追い抜いて行きます。

おいおい
ノーヘルで大丈夫なのか
つかまるぞ

特に井の頭通りと交差する松原交差点から西参道の間では
ほぼ毎日といっていいほど白バイが出没し
特に二輪車が何を違反したのか
捕まって切符を切られている場面によく出くわします。



あいつも時間の問題だな・・・

ところが
それから1月ほど経ったでしょうか

ちょうど首都高4号線の下と環八が交差する中の橋交差点で
信号待ちしようとしたら、私の前方に三輪車にまたがる親父が現れました。

30度を超す暑い日で
そのおやじもノーヘルです。

あれ?

もしかして・・・と思い
グーグル先生に 「三輪車 ノーヘル」とキーワードを入れて検索をかけると

なあんだ
三輪車は二輪車と違い
ノーヘルで乗れることがわかりました。

そんなこと知らなかったの?

と言われそうですが、恥ずかしながら初めて知った事実です。


最近ヤマハから前輪が二つある三輪車が登場し、宣伝してますよね。

tricity.jpg

トリシティ


あれってどうなんですかね

と、これまた調べたら

あれはダメなんだというのです。

三輪車と二輪車の線引き

じゃあ、三輪車と二輪車の線引きはどうなっているのかというと
これが意外とややこしく、どうも排気量と後輪部分の構造に規定基準があるということがわかりました。


●ジャイロは、車両は「原動機付自転車」免許は「原付免許以上」、よってヘルメット必要

jairo.jpg


●ジャイロのミニカー仕様は、車両は「ミニカー」免許は「普通免許」、よってヘルメット不要

●トライクは、車両は「側車付軽二輪・側車付小型二輪」免許は「普通免許」、よってヘルメット不要
trike.jpg

3輪なら全てヘルメット不要という訳ではない。


なんだって

ただ、自己防衛の観点からすれば、
やはりヘルメット着用が望ましいでしょうね。

でも夏の猛暑の中なら、ノーヘルで走りたいですよね。

我々ハイヤーマンは
エアコンの効きの良い車の中に常にいるためか
気温の上がり下がりは、お客様との話のタネになっても
実際あまり気にしないのですけど・・・

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役員さんがご存じなかった「じどりぼう」

「じどり」という言葉を聞いたとき
皆さんは何を連想するでしょうか?

食通の方なら、「地鶏」

以前知り合いと徳島に行ったときに
地鶏のおいしい店を紹介されたことを思い出します。

jiodri.jpg

yakitori.jpg


しかし、今の若者たちは違います・

「じどり」とはすなわち「自撮り」

カメラやスマートフォンを使って自分を撮影することを
「自撮り」と、このように称するのです。

さらに、その「じどり」をしやすくするグッズが登場しました

名付けて、「自撮棒(じどりぼう)」



運転中に乗車された役員さんと
今流行しているものが何かという話になり
私が
「じどりぼう」というのをご存知かと尋ねたところ

「ジドリボウ??  聞いたことがない」というのです。

あれこれと説明を差し上げたら

「ああ、花見に行ったときに
何やら長い棒の先にスマホをくっつけて
自分を撮っている人を見かけたけど、あの棒のことなのね。」

と、笑われました。

「はい、そうなんです。
しかも、これ使ってみると、意外に面白いアングルで撮影できるので
結構はまってしまいます。」

実は私は昨年クリスマスに、高校に通う息子にこの自撮り棒をプレゼントしました。
近くにあるドンキホーテであれこれ思い悩んでようやく見つけた代物です。

jidori001.JPG


家族が集まった時に
試しに自撮り棒を使ってスマホで写真を撮ってみると
これがなかなかいいアングルできちんと全員を収めてくれたのですね。

ちょうどその頃テレビでもこの自撮り棒について特集をやっているのを目にしました。

撮っている当事者は夢中で棒を振りかざすようにして撮影しているのですが、
混雑しているところでは、往来する人の邪魔になったり
カメラが落下する危険性もあるといって、
使用する場合は周囲の状況を十分確認する必要だあると指摘してました。

すでにいくつかのアミューズメント施設や美術館、博物館
コンサート会場などでは
この自撮り棒による撮影を禁止しているところがあるそうなんですね。

カメラ撮影自体もそうなんですが、「棒」が「凶器」になることも考慮にいれた処置のようです。

自撮り棒は日本で発明

この自撮り棒の歴史は古く、なんと1980年初頭に我が日本で発明され、ミノルタカメラが「エクステンダー」という商品名で販売されていたというのですから驚きです。

しかも90年代、日本の珍発明の一つとして揶揄さていたというのですからね。
それが昨年2014年のヒット商品の一つとなり
今では全世界に爆発的に波及していて、旅行に行くときの必須アイテムになっています。

言い方も色々だそうで

・自撮り棒
・自分撮りスティック
・自撮り一脚
・セルフィ-スティック・・・英語 selfie stick
・セルフィ-棒
・セルカ棒

などなど

スマホ自体に内蔵されたセルフタイマーを使って撮るものや
本体とは別にブルーツースや有線を使用したリモコン付きのものがって
私が購入したのは、リモコン操作の可能なものでした。

役員さんの溜息

「昔は往来する人をつかまえて撮影を頼んだもの
そうやって人との直接のコミュニケーションをやっていたのに
あんな棒を取り出して自分で好きに自分撮りをしていたら
ますます人とのかかわりがなくなってくるじゃないの」

と、ため息混じりで独り言のようにつぶやかれました。

「そうですね。」

と相槌を打つと・・・

「でも、そういえば
家内とよく旅行に行くんだけれど、
二人で移った写真はほとんどないな…
あの棒があったら、いつでもどこでも気兼ねなくツーショットが撮れるね」

よく考えてみればそうなんです。
美しい景色を二人きりで楽しんで
そんなところに写真を撮ってくれそな人がうろうろしていたら
かえって興ざめです。

あのニョキッと伸びる棒を持ちあげて写真撮影する姿が
どうにもみっともなく目に映るので
それが嫌で使わない年配者もいるかもしれません。

でも、思い出は残したいですよ。

役員さん
だから「自撮り棒」は必要なんです!




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APEC 2014 安倍首相が乗ったあの黒塗りリムジンは何か?

2014-11-12.jpg


先日11月10日、11日 中国で行われたAPEC(アジア太平洋経済協力)
多国間における経済協力を進めるための非公式なフォーラムのため
国旗や国歌の使用は禁止されているというのですが、
ホスト国中国の対応は、相変わらず
世界の注目が集まるこの期間を自国のイメージ向上のために、
上手に活用していましたね。

APEC 2014.jpg


それにしても
中国の「おもてなし」は凄かった

APECブルー

一番驚いたのは、北京に青空をとりもどしたこと
先進国が環境問題に関心を高めている中で
北京のスモック問題は世界第2位の経済大国となった中国の
印象を悪くしているということなのでしょう。

澄み渡った青空、
いわゆるAPECブルーを太平洋諸国首脳に見せつけ、中国の「力」を
アピールする絶好の場だったわけですからね。

APEC blue.jpg

右半分は開催前、左は開催中

一時的にせよ、青空を取り戻すために取った手段は

北京に流入する車の規制を敷き、
北京から100キロメートル圏内の工場をストップさせた
この国でしかできない、まさに「力による芸当」による青空でした。

ある日本の現地特派員は
この期間、外で久しぶりにマスクなしでマラソンをし、
空気清浄機もスイッチをOFFにできたというのですから
普段はどれだけ状態がひどいのか、うかがい知れます。

こういう形で国力を見せつけるやり方は、
なんでも話し合いで・・・という
民主主義国家日本から見れば信じられないこと
中国の一党独裁政権下における国家権力の大きさを
改めて実感します。

各国首脳を乗せた車列とレッドカーペット

更に目を引いたのは、映画のワンシーンを彷彿させる
各国首脳を乗せた黒塗りリムジンの車列

道路にはLED照明を使ってライトアップされ
車が通る時になって、その照明はにわかに赤に変わり、
まるでレッドカーペットが敷かれていくように道路を染め抜いていきました。

APEC redcarpet.jpg


動画 安倍首相登場


動画 赤のLED照明で染まっていく道路
https://www.youtube.com/watch?v=JXQZM8IafFA

中国の国産車の登場

さて、
私の関心は、
この各国首脳が乗っていた
見たことのないフロントグリルのデザインが施された黒塗りリムジン

一体あの車は何という車なのでしょう?

調べてみると、
昨年2013年開かれた上海モーターショーで注目を集めた
第一汽車集団(FAWグループ) の高級ブランド
「紅旗(ホンチー)」という車だったのです。

この第一汽車集団は、日本のトヨタ自動車との合弁事業も展開し
クラウンマジェスタをべースにしたモデルも市場に投入していて、
中国では政府要人のための公用車として納車される専門モデルなのです。

hongqi-l5.jpg
387115.jpg

念願の完全自社開発車であり、中国の技術力の高さを誇示する、
まさにラグジュアリーの役割を果たすといわれています。

「紅旗」ホンチー 全長約6.4m

この紅旗ホンチーは、
ホイールベース及び全長の違いによって
「L9」、「L7」、「L5」のバリエーションがあります。
最高クラスL9は全長なんと6395mm、
L7は全長6095mm、L5は全長5500mmで、
L7はその長さがロールス・ロイス・ファンタムに匹敵
L5はベントレー・ミュルザンヌに匹敵するといいます。

ロールスロイスファントム.jpg

ロールス・ロイス・ファンタム


bentre.jpg

ベントレー・ミュルザンヌ


ちなみに日本の高級車レクサスの最高クラスLS600hLは全長5180o
トヨタのセンチュリーが5270mm

ホンチーL9の全長がいかに長いかが想像できます。

エンジンはL9およびL7は400bhpから500bhpのV12エンジンを搭載
モーターショーでの価格は当時のレートで
1億5千万円の値が付けられていました。

中国産の車が日本の公道を走る日はいつに?

今回、完全自社開発の車の登場だといってましたが
日本の公道を走るのはまだまだ先になりそう・・・
そう思います。

日本の消費者は世界一厳しい目を持つといわれています。
自動車も例外ではありません。

特に高級車の場合
ベンツ BMW アウディといった欧州車ブランドの人気は高いし
日本のレクサスやトヨタのマジェスタなども
価格や機能性からシェアがあります。

お隣り韓国の車は、低価格で性能もかなりレベルアップし
世界シェアを侵食しているとはいえ、
日本で目にすることはほとんどなく、
都内で時折個人タクシーの車で
韓国ヒュンダイの車を目にするくらいですから
中国車の日本市場進出も、現在の両国間の諸問題からみて、かなり時間がかかると予想されます。

ただし、中国国内においては公用車から徐々に外国車を排除し、
国産車に入れ替えているといいますので
ここでも、中国の「力」によるシェア拡大がなされていくことになるでしょう。

とにかく、なんでも力づくなんですね。
背中がぞくっときます・・・
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御客様からの変わった質問

羽田空港まで、パイロットを乗せて
空港まで送るという仕事をいただいた時のことでした。

迎えに出向いたのは品川港南地区にあるタワーマンション
再開発で建てられた見えるその場所は
近隣にも同じような高さのマンションが数棟たっており
未来都市を彷彿するロケーションです。

tower mantion.jpg


昨今、国内線、国際線ともども増便し、また格安航空機の登場により
パイロットが慢性的に不足しているそうで、
今では外国人のパイロットもめずらしくなくなったようです。

車の運転と違い、飛行機の機種ごとにライセンスが発行されるというし
そもそもパイロット志望の場合、ライセンス取得まで
1000万を超える経費が必要だといいますから、
それを支えるある程度の生活レベルが必要です。
とするなら、
こんなマンションに住むのはごく当たり前の感覚なんだろうなあ・・・

お迎え時間定刻10分前にマンションエントランスに車をつけて
白手袋をはめ、車の前でお客様が出てくるのを待ちながら
天高くそびえたつマンションを見上げて
そんな思いにふけっていると、

玄関奥からゴロゴロと
なにやら車輪付きのキャリーバックを引く音が聞こえてきたので

来られたな、と身構えました

「おはようございます。○○様ですね」

「はい、そうです。よろしくお願いします。」

御客様も何やら恐縮した面持ちでした。

それにしても若く見えるなあ。
年齢はいって20代後半だろう。
顔にはまだ幼さが残るまさに「青年」でした。

荷物を預かりトランクに入れている間にお客様は自分でドアを開けて
乗り込んでしまいました。
すぐさま運転席に体を滑り込ませ再度挨拶をするとともに、
目的地と経路の確認をしてアクセルを踏み込みました。

その場所からは芝浦ランプまでのアクセスがよく
いつも空港西で降りてターミナルに向かうのだといいます。
仕事としては特に難しいことはありません。
その日の道路状況もよかったので、順調に羽田空港に到着しました。

突然の質問

第二ターミナルの空港関係者入口に車をつけるために
VIP入口に入って先回しようとハンドルを左に切ったところで
後部座席から声がしました。

「すいません、あのう・・・その白手袋どこで買われたんですか?」

「えっ?」

私はあまりに突拍子もない質問に
始め何を言っているのか理解ができず

「何でしょうか? 手袋?」
と、とっさに聞き返してしまいました。

「手袋って、このことですか?」

「はい
なかなかよさそうに見えたので・・・
どこで買われたのかなあと思いまして。」

「はあ…」

ええ、こんなのがよさそうにみえるのか・・・

「でもこれは量販店で購入したものですよ。」

tebukuro.jpg


そうなんです。
会社支給の手袋はデザインの悪さと、若干小さくて
もともと手も大きかったし、洗濯するとすぐ縮まって使い勝手が悪いので
近くの量販店でまとめ買いして使っていたのです。

「そうですか・・」

しかし、私はハイヤー運転手ですよ
私が握るのはハンドルで
あなたの握るのは操縦桿。

たしかに手袋は必要でしょうが、それをわざわざ初めて会った
ハイヤー運転手に聞くのだろうか?

私はこの突拍子もない質問に本当に驚いてしまいました。
どうしてもあのタワーマンションから出てきた人とは思えない

最近「あの人てんねんだね・・」
なんて人を表現をするのをよく耳にしますが、
まさに「てんねん」そのものです。

今やデジタル時代でしょ。
スマホやタブレットが何のためにあるんでしょうか。
白手袋なんて、購入しようと思ったら
ネットで検索すればいくらでも出てくるだろうに・・・

それにこういった仕事に必要なものというのは社内で配布していたり、
あるいは購買部で手に入れることもできるはず。
そういう発想をしないのかなあ?

隣の芝は青く見えるといいますが
よほど私の白手袋がこのお客様の目にはきらびやかに
輝いてみえたのでしょうか・・・

と同時に
ちょっと大丈夫なのか?
そんな一抹の不安も抱いてしまいましたね。

ただ、私も過去に似たようなことがあったのを思い出します。
すぐにほしいというのではないのですが、
良いものに巡り合えたら買うぞ・・・
なんて潜在意識に刷り込んでいた思い・・・

それが突如目の前に、その良いものが現れた途端に
思わず、声をかけてしまった。
これだ・・・と

そんな心理だったのでしょうかね。

ただ、人は黙っていればよいのに
口を開いたばかりに印象を悪くさせてしまうことがあります。
しかも質問などしようものなら
その内容を聞いて、その人の考えているレベルがわかるものです。

CA(キャビンアテンダント)とクルー

操縦室に入る人たちはCA(キャビンアテンダント)とは区別して
「クルー」と呼んでいます。
航空会社からこのクルーの自宅、空港間の送迎を専門に請け負っている
ハイヤー会社もあります。
(イースタン、杉並交通、松崎交通など)

また、時折クルーに混じって研修生もハイヤーを利用しているのです。
この点を見れば、
航空会社が、未来を担う若い人材をどれほど大切にしているか伺い知れますね。

今回のお客様はきっと、研修生じゃないでしょうか。

空の旅に責任を持つ立派なパイロットに育ってほしいなあ。

パイロット.jpg

仕事で使う白手袋

ところで皆さんは仕事で使用する白手袋をどうしてますか?
私は時折ホテルに横付けすると、ドアマンたちが着用している手袋に
目がいってしまいます。
というのは、彼らの手袋はいつみても白く見えるので、
(近くで確認したことはありません)
どういう手袋を使用しているのだろうかと関心を持っているのです。
我が会社から支給されるものとは全然違うというのは見てすぐにわかります。

私の場合は、
先輩から白手袋は掌の部分に滑り止めのために
ゴムが塗布されているものが良いとのアドバイスを受けて
現在ではそのタイプを使うようになりました。

汚れたら当然洗濯して使っていますが
ちょっと割高な方がモノもちが良いようです。

男は仕事の道具にこだわるといいます
ハイヤー運転手にとって白手袋は必須アイテムの一つ
自分のお気にいりのものを身近に置いておきたいものです。

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プロフィール
●年齢:50代
●家族:妻・子供あり
●住まい:東京都内
●職業:ハイヤー乗務員
●E-mail:hireman50@gmail.com
●経歴:東京出身。大学を出た後、
    教育関係の仕事に就く。
    一時独立したが頓挫。
    その後いくつかの業種
   (新聞社、病院検査会社、
    不動産、リフォーム建築)
    を経験。2008年、営業系の
    仕事を希望して再び転職活
    動し、唯一内定をもらった
    ハイヤー会社に再就職し
    現在に至る。
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