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 ■ハイタク業界トレンドのカテゴリ記事一覧。東京を走る現役ハイヤー運転手のブログ  仕事内容やエピソード、業界の紹介
ハイヤーとタクシーの垣根が崩れる日は目前に

 ■ハイタク業界トレンド
事前確定運賃サービスの登場ハイテクノロジーを活用した顧客サービスを追求していこうと各業界で様々な取り組みがされている中で、ハイタク業界においても、時代の流れに…

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東京都知事 公用車の運転日報

 ■ハイタク業界トレンド
某テレビ局報道番組からの取材要請 先日、某テレビ局ニュース番組スタッフから当ブログに取材要請でメールをいただきました。今(16年6月)公用車や政治資金の私的利用に…

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中央環状 全線開通で何が変わる?

 ■ハイタク業界トレンド
首都圏3環状道路で初の環が完成3月7日16時より首都圏3環状(中央環状、東京外郭環状、圏央道)のなかで中央環状線の品川線(渋谷〜品川間)の開通によって中央環状線が全…

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Uber(ウーバー)と手を結んだのは平成ハイヤーさんだったんですね

 ■ハイタク業界トレンド
タクシー業界にITを駆使したマッチングビジネスを持ちこんで世界的に事業展開するUber(ウーバー)社をご存じでしょうか。Uber社は2010年米国サンフランシスコ…

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外国車導入で、ハイヤーのさらなるサービス向上につながるか

 ■ハイタク業界トレンド
6月始め、ジャガー・ランドローバー・ジャパンが日の丸リムジンにジャガー「XJラグジュアリー」3台を納車したというニュースが報じられましたね。今やタクシーがサービ…

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ハイヤーとタクシーの垣根が崩れる日は目前に

事前確定運賃サービスの登場

ハイテクノロジーを活用した顧客サービスを追求していこうと各業界で様々な取り組みがされている中で、ハイタク業界においても、時代の流れに乗った新しい顧客サービスの試みがあります。

それが、最近ニュースで話題になっている、タクシー料金の事前確定運賃サービス。

実証実験は終了した模様ですが、
(実証実験期間…2017年8月7日(月) 9:00 〜 2017年10月6日(金)24:00)

空車表示.jpg

ハイヤーの方では、すでにアメリカから上陸してきたウーバー社が、東京、福岡を中心に、スマホを使ってお客様のいる場所にダイレクトに配車し、カードで料金決済するサービスを展開しています。当初はハイヤーサービスを中心としていましたが、提携するハイタク会社が増えたとみえ、今ではウーバーアプリから「ハイヤー」「ブラックVAN」「プレミアムTAXI」「TAXI」を選択できるようになっています。

2020年 東京五輪を見据えたこのウーバーの動きに対抗するもくろみもあるのでしょうか。ついこの間(2017年1月末)初乗り運賃の改定をしたばかりのところへ、この矢継ぎ早のサービス投入の試みには、業界をけん引する大手ハイタク会社の危機感がにじみ出ていることを感じざるを得ません。

利用客のメリット

利用客にとっては、自分が行きたい目的地までの料金が一体いくらかかるのか、途中渋滞に巻き込まれてしまったときに料金はどうなるのか、また到着直前にメーターが上がってしまうあの独特の気持ち悪さを味わなくても済むというもの。

今まで、そのような経済的、心理的な面のせいでタクシーの利用に足踏みをしていた人たちも、このサービスが本格稼働すれば、利用率が飛躍的に向上するのではないかと思われます。

運転手にも優しい

運転する側にもメリットが大きいと思います。
お客様の反応に一喜一憂し、神経をすり減らすようなことが少なくなる。
渋滞に巻き込まれた時に、お客様同様、運転する側も料金の変動が気になっていましたが、それが解消されます。
また、道を間違えたり、回り道をしてしまっても、料金は既に確定しているので安心して目的地にご案内できるという意味では、運転する側のストレスもかなり軽減できるとても良いシステムではないでしょうか。
精神的負担の軽減から、より安全運転に集中できるので、営業中の事故抑制にも効果をもたらすに違いありません。

taxi mater.jpg

実はタクシーメーターは自分では絶対に動かすことができない、まさに聖域。
わたしがタクシー研修で経験した苦い思い出の一つに、「新人だ」と挨拶して、マニュアル通り、すぐさまメーターに手をかけ、乗車スイッチを押す。
すると、「やっぱいいや」と車を動かす直前にお客様に降車されてしまう場合があるのですが、
ワンメーター分の売り上げはその時点でしっかり計上されますから、精算時に自腹を切る羽目になるのです。(研修時には、すぐに配車デスクに連絡することで後程お金はもどってきましたが・・・)

また、いつも利用している区間だからと、「これでお願いね」と、最初に料金を投げつけるようにして出すお客様がたまにいて、実際目的地に着いてみると出された金額をはるかにオーバーしている。なんてこともあります。
お客様はしてやったりと気分がいいかもしれませんが、そんな時の運転手の胸の内は複雑でした。
事前運賃確定は、そういうお客様から受けるストレスから解放されるのです。

経営者側は頭を痛めているに違いない

一方、タクシー会社の経営者側に立つと、これがまた複雑な気持ちになるかもしれません。

何せ、このシステムを導入するのにある一定の投資が必要になりますし、
また、収益の面でも、事前に決めた料金より、実際に走行した方が若干割高になるのではという
実証実験の結果もあります。数%でも減益してしまうとなれば、諸手を挙げて歓迎はできない事は言うまでもありません。
5年10年先、投資分を回収できるのか、そろばんをはじく音が聞こえてきそうです。

この形態はハイヤーと同じ

乗車前に事前に料金を決定し同意のもとで乗車する
これって業界ではハイヤーがやっていることです。

という事は、このサービスが広く浸透するようになると、タクシーとハイヤ―の垣根はますます無くなり、違いというのは単に車のグレードだけとなるでしょう。
すでに最近ではハイグレードタクシーといって、クラウンやマジェスタハイブリッドクラスやアルファードなどのワンボックス車が登場していますし、MKタクシーでは、BMWやベンツといった外車まで導入していますから、そうなると

タクシー提灯有り
ハイヤー提灯なしの貸切車両

いってみれば、鉄道における、普通車、指定、グリーン車、新幹線といった区分けと同じようになっていくという事でしょうか。

会社、お客様、従業員、このどれもに恩恵をもたらすサービスなら拡散間違いなしなんですけれど、実証実験後の結果が気になります。

さて、どうなっていきますかね。


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東京都知事 公用車の運転日報

某テレビ局報道番組からの取材要請 

先日、某テレビ局ニュース番組スタッフから当ブログに取材要請でメールをいただきました。

今(16年6月)公用車や政治資金の私的利用に関して渦中にある舛添都知事問題に関連して、公用車運転手が記録している運転日報についての質問をしたいとのことでした。
しかも、メールをいただいた次の日の午後放送する番組で取り上げるので、直接電話でやりとりしたいとの急な要請だったのです。

都知事はすでに幾度かにわたる記者会見や質疑応答の場面で
「第三者に調査を依頼したので、精査してもらい、客観的判断を仰ぐ」
といった趣旨で応対し、自分の言葉で釈明したり弁明したりすることを極力避ける姿勢を貫いているため

報道番組スタッフはこの舛添氏の問題に対してあらゆる角度から深堀りして裏を取り、知事の誤った行為を摘発してやるという意欲満々な波動を受けました。

普段、ひっそりと業務をこなす一人のハイヤー運転手です。
今まさに世間を騒がしている問題について突然意見を求められても・・と、いささかとまどいを覚えながらも、
一方でマスコミからの初めての取材要請に変に心が躍るといった複雑な心境になったりして・・・。

個人的には今回の都知事の公用車使用問題に関して
別の角度から、すなわち、どんな人が運転を担当し、
どういう日報の書き方をしているのか
といった点で関心をもってニュースをみていたこともあって、
さして断る理由もなく素直にその取材要請に応じることにしました。

運転記録日報

運転日報.jpg

TBS NEWSIから引用


運転記録というものは、利用される方の「行動記録」とは違います。
運行の記録ですから特別な内容などあるはずはなく、一般的には
行き先、経路、 始発時間 終了時間 ハンドル時間
待機時間 開始メータ― 終了メーター 走行距離
その他、駐車料金 給油 高速道路利用料金などを記録するようになっていて
各ハイタク会社で書式は違いますし、出向すれば、企業から渡されれる書式もあったりして、運行管理者が知りたい情報を記載するようになっているというのが実情です。

従って、運転者は所定の記録用紙の書式に沿ってその日の運行記録を書き込んでいくだけのもの。
そのように、番組スタッフへ回答すると、
なんとかネタにできる内容がないかとの期待を見事に裏切ったようで、
電話口を通して聞こえてくる相手の語気に力がなくなっていくのを感じました。

それでも、最後に
 「車の利用者から、運転記録の書き方に関して指示を受けることがあるか?」
との質問を受けたときには

内心で、もしや都知事の指示で運転日報の書き方を調整していた可能性があるかもしれない・・・この裏取りができないのか・・
そのような思惑があることを感じました。

拘束時間 走行距離が重要

たしかに、私はかつて仕事をするなかで、お客様から、
 「終了場所は●●でお願いします」
と実際に終了した場所とは違う、お客様の希望場所を記録した経験がありました。

運行記録の中で、車の使用時間や走行距離を修正することは基本的に難しいのですが、
行き先を変更して記載することはいくらでも可能です。

というのも、
そもそも、営業的に言って、お客様がどちらに行かれようが、それはあまり重要なことではありません。
我々サイドで問題にするのは、拘束時間(運行時間)および走行距離。
これは、お客様への利用料請求算出に影響するからなんですね。
更にいうなら、そのお客様からのあがりから乗務員の報酬が算出されるようになっているのです。

従って、ハイヤー利用者が、行き先、寄り道場所などを記録することで個人的に不都合が生じる場合、記載内容の変更を指示をされることがあっても、担当運転手は素直に従うのが通例です。

まさか、お客様に対して、
 「嘘はいけません!事実は事実として記録します!」
などと変な正義感を振りかざす野暮なドライバーはいないでしょう。

そんなことを取材スタッフに打ち明けると
 「では、知事ももしかしたら自身の不都合から、運転手に対し、
  行き先に関する情報の変更を指示をすることも有り得ますね?」
と詰め寄られました。

私は都知事の担当運転手ではないので、
この時、そのスタッフに聞き返したのが
 「都知事の車は専属で担当している人がいるのでしょうか?」

その質問に関しては
 「いいえ、運転記録日報には3人ほど名前が挙がっていますね」

なるほど、実に細かいところまでよく調べてあります。
 「では、担当者が複数の場合はその可能性は低くなるように思います。」
と回答しました。

一般企業であればセキュリティーの問題もあって
会長付き 社長付きなどと、専属の運転担当者がいるものです。
いわば第二の秘書のような立場にもなりうる立場なので
ハイタク会社も運行業務の委託を請け負うとなると人選は慎重になります。

一方公務員であれば、業務に関して隠し立てすることは何もない開かれた文字通りの「公務」であるからこそ、車両運行担当者を専属で付ける必要はないのでしょう。

そもそもプライべートな用事で使用する場合なら公用車は使用しないというのは「常識」ですからね。

私が今まで担当してきた一般企業のトップの方々は
社用車であっても公私をきちんと区別して使用し、
モラルの高さを目の当たりにしてきました。

営業的にいえば、車両利用者が公私関係なく、できれば勤務時間外手当が加算されるような使い方をしていただいたほうが助かる・・・実入りに影響するのでね・・・
仲間内で冗談交じりによく話すものです。

結局、自分の立ち位置によって利害問題は変化してしまうのが世の常なんですね。

舛添都知事の「公」感覚

舛添都知事は
「公用車は『動く知事室』。移動中もしょっちゅう電話のやりとりをしている。運転手には守秘義務もあり、セキュリティーも確保されている。これはタクシーではできない」
と言ってました。

しかし、今回の問題勃発により、都知事に対して

・説明責任を果たしていない
・公私混同だ!
・危機管理意識はあるのか?
・指導者としての資質が問われる

などと総スカンを食らっています。
これは何より舛添氏の「公」の感覚が、一般的な常識のレベルとはかなり食い違っているところに問題を大きくしている要因があるからでしょう。

official car.jpg

さて、取材を受けた日の午後、
待機時間中、控室で取材を受けた某テレビ局の報道を見ることができました。
取り上げられていたのは、どこかのハイヤー会社の運転手で、車内にてカメラを向けられながら、
運転日報に関する政治部記者からの質問を受けている場面が流れてきました。

私は匿名で取材に応じたこともあって、記者の参考程度にとどまったようです。

都庁の運転手は公務員

前述の運転日誌によると、もっとも多い《都庁〜世田谷区〜湯河原〜都庁》という「通常ルート」で、走行距離は二百キロを超え、六時間ほどかかっている。
都内のハイヤー会社に問い合わせると、「都庁と湯河原町の往復で、約八万円かかります」とのこと。この一年で四十九回来訪しているので、単純計算で、約四百万円ということになる。

また運転手は平均四時間を超える時間外勤務を課されている。その累計は二百二十四時間に上り、これは二十五日分の勤務時間に匹敵することになる。都庁に勤務する運転手の初任給は十四万二千円だが、少なくともこの金額以上の経費が使われているのは間違いなさそうだ。

週刊文春記事抜粋(週刊文春」2016年5月5日/12日 ゴールデンウィーク特大号

上記記事からわかるように、運転手もどうやら公務員のようです。
私はてっきり都庁も運転手は外部のハイタク会社に委託しているものと思っていました。

ちなみに
都庁の役員運転手を希望される方は
東京都庁財務局に問い合わせしてみてください。
過去に役員運転手を募集していました。

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中央環状 全線開通で何が変わる?

首都圏3環状道路で初の環が完成

3月7日16時より首都圏3環状(中央環状、東京外郭環状、圏央道)のなかで
中央環状線の品川線(渋谷〜品川間)の開通によって
中央環状線が全線開通します。
首都圏に初の環が完成するということですね。

syutoko.jpg


六つの期待される効果

この中央環状全線開通により、以下のような六つの効果が得られると
首都高では説明しています。

@アクセスの向上
A渋滞の緩和
B防災力の強化
C経済力の強化
D環境の改善
E時間短縮

●アクセスの向上 
 臨海部のレジャー施設に対するアクセスが向上する
 全国に伸びる高速道路とつながるので観光エリヤが首都圏から全国へ拡大する

●渋滞の緩和
 中央環状線全線気通により、都心環状に流れていた車が分散され渋滞が緩和される

●防災力の強化
 突発的な通行止めが発生した時の迂回が可能

●経済力の強化
 東京湊から陸揚げされた国際コンテナのうち
 高さ4.1m以下の貨物車両が一般道を通らずに中央道や東名高速を通過し近県に輸送が可能となり
 国際コンテナ物流が効率的なものとなるので、経済力効果に貢献する

●環境の改善
  周辺幹線道路の渋滞が緩和され、CO2排出削減にも寄与する

●移動時間の短縮
  新宿 羽田 20分短縮
  関越道 東北道へのルートも30分近く短縮できる
  羽田空港が更に利用しやすくなる

このように希望的観測を提示しています。
とても夢が広がりますね

デメリットはあるのか?

いいこと尽くしのように宣伝しているものの
なんでもそうですが、
新しいものが生まれれば、古いものの中ですたれたり、
淘汰されるものが必ずありますし、予測不可能な副作用もきっと出てくるでしょうね。

中央環状線全線開通は確かに喜ばしいことですが
実は東京五輪を5年後に控え
首都高の老朽化問題と、その改善という大きな課題があって
それが首都圏の交通にどのように影響するかという問題があります。

首都高の大規模更新の計画をみますと
 ・1号横羽線 東品川桟橋・ 鮫洲埋立部
        高速大師橋
 ・3号渋谷線 池尻〜三軒茶屋間
 ・都心環状線 竹橋、江戸橋間
        銀座、新富町間
が挙げられていますし
事業年度を見ると平成40年となっていますから
あと13年もかかります。

13年後って、みなさんハンドル握っていますか?

計画では、車の流れに影響させないような工夫が施されていますが
宣伝文句にあるような効果を実感するのは、
開通直後のある一定の期間であって
更新や改修工事が始まれば、
また効果は半減してしまうのではないかと感じます。

運転者はあまり大きな視点で物事を考えても
現実を変えることはできないので
とにかく、いかにしたら今ある環境を最大限に活用して
それぞれのミッションに役立てられるのかを考えることの方が
よいでしょうね。

特に、我々東京都心で活動するハイタク業界のドライバーにとっては
時間短縮できる手持ちの切り札が増えるというのは
業務上プラスになりますから
この新しいルートを早めに頭にいれておく必要があります。
いざという時に効力を発揮できますからね。

ただし、
距離と時間が短くなるのは良いのですが
我々の営収に微妙に響いてくるというのは、
無視できないんですけどねえ・・・



首都高速道路の更新計画について詳しく知りたい方は
PDAファイルの資料をご覧ください。
http://www.mlit.go.jp/common/001044539.pdf

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Uber(ウーバー)と手を結んだのは平成ハイヤーさんだったんですね

タクシー業界にITを駆使したマッチングビジネスを持ちこんで
世界的に事業展開するUber(ウーバー)社をご存じでしょうか。
uber.jpg

Uber社は2010年米国サンフランシスコで創業、すでに世界37か国に事業が拡大しています。

この急成長の理由は、タクシーの配車から料金決済までをスマホアプリで
完結させてしまうという、その利便性が世界的トレンドをつくっているからなのです。

IT企業関連の情報を扱う専門サイト「テック・クランチ」によれば、
2013年度のウーバーの売上額は2億1300万ドル、
ハイヤー運転手から受け取るコミッションなどを含めると、総売上額は既に10億ドル以上に達しているというのです。
まさに破竹の勢いですね。

日本においては
昨年11月より東京六本木地域を中心に試験的営業を開始し
今年2014年3月から六本木、渋谷、恵比寿で正式にサービスを開始しています。

日本ではウーバーは旅行業者?!

ところで、ウーバー社はそのスマホアプリを日本のハイヤー業界に投入してきました。
しかも、ほかの国々での紛争を教訓にしたのでしょうか、

規制の厳しい日本では、運営会社のウーバー・ジャパンは第二種旅行業として登録して、既存のハイヤー会社などと提携し、ハイヤーと運転手を提供してもらう仕組みにしたのです。

ちょうど旅行会社がお客様のためにハイヤーを手配している形をとっているため、
ウーバーはあくまでハイヤー会社と消費者をつなぐ仲介サービスに徹するというスタンスで、ハイタク業界と共栄共存しようというのです。

試験的営業の成果は・・・利用客の傾向

ウーバージャパン社によると
日本での試験運行の結果は、

3割がテクノロジーに精通した層、
3割がすでに世界72都市で展開しているUberユーザーを含む外国人の方々、
残りの3割が20代から30代の女性で、
特に女性ユーザーの多くが、これまでタクシーをあまり利用されていなかった方々なんだそうです。

スマホで簡単にハイヤーが呼べて、顔がわかるドライバーのおもてなしを受ける快適さを体験でき、乗り降りもクレカ決済でスムーズなことなどが好評だったそうです。

uber01.png

ウーバーと手を結んだのは平成ハイヤーさんだったんですね

ところで、わたし的な関心事は、
東京でスタートしたウーバーがどのハイヤー会社と手を組んで事業展開するのかでした。

それが、この7月に入って、

いま話題の、まったく新しいカタチのハイヤーサービス
『UBER』で、交通サービスの活性化をしませんか?


という謳い文句で
平成ハイヤーさんが求人広告を出してきたんですね。

「この新規事業の立上げに伴い、サービスドライバーを30名募集する」
というのです。

ウーバー 一日の仕事の流れ

一日の仕事の流れをみると
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●出社後、朝礼や車両の美化・整備点検
   ↓↓
●出庫後、六本木や丸の内などの都心部で待機。
   ↓↓
●お客様の配車オーダーがアプリを通してドライバー用タブレットに入る
   ↓↓
●お迎えに行き、目的地までお送り
(終日、オーダーに応じて運行)
(途中休憩1時間)
   ↓↓
●帰庫、洗車および日報の提出、退社。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

普通のハイヤーと違うのは
お客様をお迎えするのに、営業所から出庫しないという点
【都心部で待機】とありますから、どうやらオーダーが入るまで路駐待機するようです。

HPを見る限り、現在この平成ハイヤーの営業所は江戸川区にありますが、
この新事業立ち上げを機に、今年8月から竹芝に新営業所を開設するとなってました。

あそこならば、銀座、赤坂、六本木、汐留にアクセスがよいので
営業所からの出発も可能となるでしょう。

uber02.jpg

気になる待遇面は

一般にハイヤー乗務員の給与は基本給+歩合
歩合の部分は走行距離や待機時間が会社規定の計算方式によって算出されるのですが

この新規事業募集をみると
【固定給】となっています。

これは一長一短ありますが、ドライバーにとって、ある程度の線で給与が保障されているというのは
サービスの方に気持ちを集中できてよいかもしれません。

ただし、「昇給」のところに経験者「無」、未経験者は「有」となっている点、そして
賞与も「無」ですから
行ってみれば、正社員でありながらも、契約社員的な待遇であるなあと感じます。

新規事業立ち上げということですから
30人乗務員を募集して営業利益が出るのかどうか確証はない
余計な人件費支出は抑えようということなんでしょうね。

今後うまく軌道に乗り利益が確保できれば
昇給や賞与を考えるというのでしょうか。

固定給与の額面をみると、

【昼勤】月給 317,000〜339,000円(一律手当含む)
【夜勤】月給 409,250〜431,250円(一律手当含む)

ITに強い20代、30代の若い人の応募が多くなりそうですね。

経営者からするとウーバーのビジネスモデルは魅力的?

サービス業ですから
利用されるお客様の満足度が高ければ、事業として「成功」となるわけで
新規事業ゆえに働き手の処遇は次の段階となるでしょうね。

それと、このビジネスは
待機ハイヤーと運転手の稼働率をアップさせてくれるのではないかという
経営者の視点からみて、結構魅力的にみえるのではないでしょうか。

ウーバー社との利益配分の問題はあるにせよ
ハイヤー車両と運転手を効率よく稼働させることができれば
その分の利益を見込めるわけですからね。

ただ、給与体系が基本給+歩合給という従来型だと
利益どころか赤字になる可能性も出てくるかもしれません。
また、外国からきた事業モデルのため、国内ハイタク業界の風当たりも気になるところ。

切り込み隊長

まさに平成ハイやーさんは
このビジネスモデルの切り込み隊長的存在ですね。

日本人的やり方からすれば、我が会社を含め、他社さんたちは今は様子見でしょうか・・・

今後は、始めに手掛けた会社の動向をみてから
ウーバーと提携しようかなと考えている会社と

ウーバーのビジネスモデルに真似た日本版のハイヤーアプリを開発して市場に投入する会社も出てくることが予想されます。

ただ、昔と違って、拡散速度が桁違いに早いため
二番煎じでは太刀打ちできないかもしれません。

どちらにしても、ウーバーとともに、この平成ハイヤーさんの動向は
今後しばらく注目されるでしょうね。


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外国車導入で、ハイヤーのさらなるサービス向上につながるか

6月始め、ジャガー・ランドローバー・ジャパンが
日の丸リムジンにジャガー「XJラグジュアリー」3台を納車したというニュースが報じられましたね。

jagar-xj.jpg

今やタクシーがサービスの面や車両のグレードアップで躍進し、
このままいくと、
ハイヤーとタクシーとの差別化が難しくなるのではないか
という懸念もある中

外国車保有台数国内トップの日の丸リムジンが「ジャガー」というブランドを取り込んだというのは、
ハイヤー業界の今後を見据えたサービス戦略の一つなのでしょう。

また、ジャガー・ランドローバー・ジャパン社にとっても、
ベンツ、BMW、アウディといった人気ブランドに負けじと
広報宣伝の一環で、都心を走るハイヤーに目をつけたのでしょう。
お互いの要望がぴったりマッチした中で導入が実現したのではないかと
推測されます。

都内で外国車を保有しているハイヤー会社

外国車を使用するハイヤー会社はそう多くありません。
HPで見る限り、東京都内のハイヤー会社では2014年6月現在
以下の7社

●日の丸リムジン
●国際自動車
●東京MK
●アウティック
●エコリムジン東京
●JTSA
●リムジンレンタルハイヤー

車種を見ると
ベンツ BMWが圧倒的に多いのですが、中には
クライスラー(エコリムジン東京)やリンカーンナビゲーター(国際自動車)をラインナップに加えているところもあります。

クライスラー.jpg

リンカーンナビゲータ.jpg

外国車を営業車に導入している会社が少ない最大の理由は、
コストの問題、即ち、車両の価格や維持管理がどうしても割高になるところ。

お客様への上質なサービス提供を考えると数台は導入したい外国車では
ありますが、背に腹は代えられないという事情があるわけです。

ただし、近年、科学技術の進歩とエコの意識が高まったことや、
ハイブリット技術共有から、外国車も
以前のような金食い虫にならないコストパフォーマンスの向上が
みられるようになりました。

先のジャガーXJラグジュアリーは良い例で、高級感と馬力の大きさを全面に出してきたブランドであるジャガーも時流に乗ってダウンサイジング化をはかった車種を市場に投入してきたのです。

今後他の外国メーカもこのようなB TO B(企業間商取引)において
互恵関係をベースにビジネスモデルを構築し、
市場に投入してくるかもしれませんね。。

人と環境を磨き上げる

より質の高いサービスを提供しようとすると、
それは人と環境の両面においてバランスよくサービスの質を
レベルアップしなければ良い評価を受けることはありません。

ハイヤー会社にとっては、人とは、すなわち「乗務員」であり、
環境とは「車」となるため、
外国車導入により環境の改善を施しても、
乗務員の手掛けるサービスの質が向上しない限り、
利用するお客様からの高い評価は期待できないわけです。

会社が外国車を導入することにより乗務員から、
「そんな金があるんならボーナスをもっとあげてくれよ」
となるような社内文化だと、外国車導入が返って仇となる可能性が高いのです。

従って経営側も、乗務員に対して待遇面での配慮が少しでもなされれば理想的です。
例えば、外国車に乗務する場合は特殊車両手当といった特別手当を提供し
外国車を扱える乗務員という新たなステータスを創出することによって
乗務員のモチベーションを引き上げる施策を考えていただきたいものです。

究極のサービスを追求

究極のサービスは、
サービスをする側に「奉仕する喜び」が同伴しているものです。
 お客様の喜ぶ笑顔がみたい・・・
ただそれだけで、夢中になって、相手のためになることを
真心を込めて行う姿勢こそ理想だと思います。

そういう無欲で純粋で暖かな接客が、最終的にお客様の心に感動を与え、
そのサービスに対する対価を気持ちよく差し出してくるようになっています。

その味を知ってしまった人は
会社の指示がなくても積極的に工夫を凝らしてサービスをはたらきかけるでしょう。

お客様も、ロボットのようなマニュアル通りの接客にはうんざりしているわけで、
ほしいのは真心込めた温かみある接客なんですね。

外国車導入で、乗務員も新たな刺激を受けてサービスの質に変化をもたらすことができれば、その会社は成功街道をまっしぐらに進むことになるはずです。


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プロフィール
●年齢:50代
●家族:妻・子供あり
●住まい:東京都内
●職業:ハイヤー乗務員
●E-mail:hireman50@gmail.com
●経歴:東京出身。大学を出た後、
    教育関係の仕事に就く。
    一時独立したが頓挫。
    その後いくつかの業種
   (新聞社、病院検査会社、
    不動産、リフォーム建築)
    を経験。2008年、営業系の
    仕事を希望して再び転職活
    動し、唯一内定をもらった
    ハイヤー会社に再就職し
    現在に至る。
ファン





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