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カテゴリ: ■役員付運転手

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元役員運転手派遣会社職員⇒現在タクシー運転手

 ■役員付運転手
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白ナンバー役員付運転手の注意点(2)

 ■役員付運転手
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 ■役員付運転手
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役員付運転手について 2

 ■役員付運転手
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元役員運転手派遣会社職員⇒現在タクシー運転手

元役員運転手派遣会社職員⇒現在タクシー運転手

タクシー運転手との立ち話

お疲れ様です

「迎車」の表示を出し、外に出てお客様が出て来るのを待つタクシー運転手に私は声をかけました。

この日、指定された場所に車をつけると、車の依頼主は会食場所に
私のハイヤー車と同行させるタクシーを呼んでいたのでした。

「行き先は日本橋室町なので、昭和通りを使って
 江戸川橋北の交差点を左折していきますね。」

私の後ろについてきてもらうため
簡単な打ち合わせをしたあと

「もうタクシーの運転は長いんですか?」

と、おもむろに質問を投げてみたら

「いや、まだ3年ですよ」

と、親しみやすい感じで答えてきたので
私はさらに調子に乗って尋ねました

「営収の方はどうですか?」

「まあ、気楽に流しながらやってます。」

city.jpg

タクシーよりきつい仕事

見た感じ40代半ば
顔の表情からみて、ストレスなく、のびのびとやっていることがうかがい知れます。

「隔日勤務なんでしょう、体きつくないですか?」

「最初の3か月は大変でしたが、
 時間配分と力の入れどころがわかってから、かなり楽になって、
 今では休みの時間を有効活用できるようになりましたよ。
 前の仕事よりはるかに楽です。」

「そんなにきつい仕事だったんですか?」

私は、ハイヤー会社に転職した時、
研修期間に約2か月ほどタクシーに乗った経験があります。
当時業界未経験の立場で、しかも東京の地理もわからず
とにかく御客様が乗車されると、

「恐れ入ります。 新人です。道のご案内お願いします!」

と挨拶していたんです。

特に「道のご案内」を乗客に請うという挨拶はなかなか葛藤しました。
お客様から、
 お金を払って乗車するんだぞ、
 なのに道まで教えなきゃならないのか・・
そう突っ込まれはしないかとびくびくしてました。

ほとんど丸一日、車に乗ると、仕事を終えて家に帰っても
エンジンの振動が体に残って、夢でもタクシーに乗っている自分が
登場する・・・。精神的にも肉体的にもタクシー仕事は
結構きつかったという記憶しかありません。
それなのに、この人、タクシーが前職より楽だなんて・・・

「どういう仕事だったんですか?」

素朴な好奇心からさらに突っ込んで聞いてみました。

すると、彼はざっくばらんに自分のことを話し出しました。

役員運転手派遣会社では最大手という 「大新東」で事務方として
勤務していたそうですが、
全国規模で運転手派遣を行っているため
運転手派遣の打ち合わせのみならず、特に事故処理、クレームなどで
全国あちこちに飛び回っていたらしく
かなりハードな仕事を強いられていたというのです。

彼はそういったあまりにも自分の時間がとれない職場環境を嫌って
タクシーに転職したと言っていました。

ダブルワークをする

「これ●●交通の看板ですけど、赤い帯がないのでグループ会社なんでしょう?」
乗っていたのは新型プリウス

prius taxi 03.jpg

「いえ、完全に上が買いとったんです。」

「じゃあ、営収に対する追及がありませんか?」

「それが結構ゆるくてね。
 そこそこの営収を挙げていれば文句はいわれませんよ。」

彼の話からすると月収25万程度らしい。
となると一日平均営収が4万から5万の間なんでしょうね。

実は驚くことに
彼はタクシーをやりながらもう一つIT関連の仕事を手掛けているというのです。

いわゆるダブルワーカーです。

「タクシーの仕事は時間をうまく活用できていいんですよ」

「でも隔日勤務じゃ、明けの休みは眠いでしょうに」

「いやいや、そこはうまく時間調整してやってます。
 もう一つの仕事と合わせると大体40〜50万くらいになるかなあ。」

……へえ、結構稼いでるんだな・・・

ハイヤー運転手で50万稼ごうと思ったら残業は必至。
そのために帰宅時間が遅くなると同時に、
終電に間に合わないことや、早出の要請を受けるため、
会社に週3日くらい宿泊することもざら
会社の指定した休みも返上し、
週一回休むくらいのぺースでやらないと難しい。
ですから、面接時に家族の理解はとれているかのかを聞かれます。

まあ、IT関連の仕事といってもいろいろあるでしょうけど
もしもパソコン1台あれば仕事ができるといったスキルをもっていれば
自宅で作業時間さえ確保できれば収入をアップさせられる・・・。

なかなかやりますね。

ダブルワークか・・・
これからこういう人が多くなってくるでしょうね。

役員運転手事務方の苦労

さて、ここで依頼主の会社から
出発までもうしばらく待ってほしいという連絡が来たので

私は彼の前職についてさらに質問をして見ました。

「役員運転手ってやっぱり研修期間があって
 その間は契約社員のような扱いなんでしょうか?」

「いいえ、採用された人はすぐに正社員になってますよ。
 30代、40代は使えるんですが、
 50代以上となると結構問題も多くてね。」

役員運転手の場合、営業車を使用しませんから
白のまま、すなわち二種免許がいらないわけです。
しかし、その分きちんとした研修が必要になるのですが・・

問題というのは、特に車の事故のこと。
実車中の事故だけでなく、自損事故もある。

道がわからない。御客様との相性があわない。
ある運転手は、あまりに役員が酒癖が悪いので
やってられないといって辞めてしまった例もあるといいます。

「そうですよね。 酒癖が悪いとこまりますよ。」

私も相槌を打ちながら、タクシー研修時に
酔客でひと苦労したことを思い出していました。

当時タクシー研修では、お客様には絶対に触れてはならない
なんていわれていたもので、ただただ大声を出すだけ・・・

その点ハイヤーのお客様は、そこまで酔いつぶれてしまう人を
私は今まで見たことがありません。

ただ、これが役員車となると、毎日同じ御客様をお乗せするために
安心感から本音や本性が出てしまうのでしょうか。

「そういう運転手の尻ぬぐいが、ほとほといやになったんです。」
と、忌まわしい過去をもう思い出したくもないといった表情を見せました。

ハイヤーがいいのか タクシーがいいのか

私は車の運転仕事の中で、役員付き運転手ほど気楽にできる仕事は
ないだろうと見ているのですが、
その仕事を陰で支えている事務方に立つと、逆に気苦労の多い仕事が
多いことがわかりました。

彼に言わせれば、ハイヤー運転手であれ、役員付運転手であれ
時間を拘束される、自由がない、自分で時間を調節できないと
いうわけで、タクシーはその点をクリアしているからいいですよ
と、自分の選択は間違っていなかったと誇らしげな口調でいいます。

でも、
仕事の良し悪しは一つの価値観と同じで
その人の性格や立ち位置によって感じ方、捉え方が千差万別ですから、

仕事の内容からファイナンスまで自分で組み立てて実践することが
得意な人はタクシーの方がいいし

高級車に乗って、見栄えよく、ちょっとステイタスにこだわりがあり
お金を直接いじったり、考えなくてもできる仕事がよいという人は
ハイヤーに向いている人だと思います。

この日あった運転手は明らかに
もう一つの仕事のスキルを活用したかったからこそ
タクシーという選択をしたのでしょうね。

kappo.jpg

とその時です。

ビルの正面玄関から御客様が出てこられ、話はそこでおしまい。

会食場所に到着し、お客様が降車したあと
後続のタクシーに挨拶をしようと後ろを振り返ると、
料金の支払いでお客様とのやり取りが長引いていたために
その場に私が長くとどまる理由もなく、

しかも狭い一方通行の道であったことから
道路脇に車を停車させることができなかったために
しかたなく車に乗り込み、
そのままその場を立ち去ざるを得ませんでした。

せめて出発前に連絡先でも聞いておけば良かったなあ

せっかくいろいろと話ができたのに
なんとなく後味悪い別れでした。


『スピードラーニング英語』
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白ナンバー役員付運転手の注意点(2)

運転手控室の人間関係

営業所の控室と違って、出向先の運転手控室では気を使う場合があります。

まず、派遣先の会社に、乗務員の所属する会社の運転手しかいなければ、
先輩方に対する関係に配慮していれば、比較的早い段階で順調に仕事ができるようになると思います。

数年間と期間が長くなる中で、仲の良い乗務員同士で毎月積み立てをし、一緒に海外旅行に行くといった関係を築いているところもありました。

人間関係.jpg

ところが、規模の大きい企業になりますと、他社から派遣されてきた運転手がいる場合があります。
さらに、その企業が直接雇用している「プロパー」と呼ばれている運転手もいたりして、控え室に総勢10人くらい詰めているところもあるのです。

複数の社用車があれば車に順位があったりして、役員を乗せて数台で移動する際に当然連携が必要になるでしょう。
その時の状況や、自分の立ち位置をしっかりと見据えた上で行動しないと
「こいつ使えないやつ」という烙印を押されてしまいます。

また、控室においても使用方法や洗車などに必ず何かしらのルールが存在しているため、それらをなるべく早い段階で把握しておくことがポイントです。

些細なことですが、自分は煙草を吸わないが、その控室は喫煙OKだったりすると、結構大変なんですね。
あなたならどうしますか?

控室の中の人間関係は円満であれば情報交換もスムーズに行えますから、
出向先の職場の環境づくりは常に頭の片隅でよいので、意識しておくことをお勧めします。

あまり動かない役員を担当した時の収入面

さて、精神的負担になる問題は、気持ちの持ち方や発想の仕方によって
乗り越えていくことがことができますが
自分ではどうしてもコントロールできない重要な問題
それが収入面を左右する車両の使用頻度です。

円.jpg

かつて10数年前は公私ともに会社の車を使用する役員が結構いました。
ところがインターネットの普及によって、いいこと悪いこと、
情報の伝わり方が余りにも早く、しかもその拡散する規模が大いため、
企業活動に支障をきたすことが多くなりました。

ですから、壁に耳あり障子に目ありで、車両利用に関しても、
私的利用に関しては極力避ける傾向が強くなってきているのです。

会食も、ゴルフも必ず「仕事で」
これが社用車を使う大前提となっています。
役員側が公私混同をしないように努めているんですね。

実にいいことです。素晴らしことなんですが、運転手にとって、
時間と走行距離が収入に跳ね返るようになっていますから
できれば極力使っていただかないと困ってしまうのです。

かといって、
こちらから「使ってください」なんて口が裂けてもいえません。

役員が運転手を気遣う場合も・・・

一つの企業に長く出向していれば、役員が運転手を一人の社員のように
扱って下さるあまり、遅い時間まで引っ張らないような気づかいを
される方もおられて、
正直うれしやら、なんやら、気持ちは複雑になります。

余り収入面でがつがつしなくてもいいのであれば
天国のような環境となりますが
逆に、とにかく稼ぎたいと思っている人にとって
動かない役員を担当してしまうと、どうしようもなくなるのです。

営業所に戻って車庫番がやりにくい

そんな時に、営業所で車を扱う「緑型」なら、デスクとの接触が頻繁にあるため、空き時間を利用して仕事を引き受けることが環境的に容易なのですが、

これが白型になると、出向してほとんど営業所に顔を出さなくなるために、デスクも、同僚や先輩とも関係が希薄になります。
そういった中で、「おやじ」が動かない、収入にならないからといって、わざわざ営業所に詰めて、車庫番を申し出るというのは、なかなか気持ちが引けて難しいんですね。

だいたい、出向したら、半分「そちらの人」
営業所で仕事を受けようなんて、車庫番で苦労している他の乗務員にどう説明するのか・・
こういった問題がでてきます。

ですから、営業所で人手がない時は必ず声をかけてくれとデスクに言っておくことで精一杯になる場合がほとんどなのです。

じゃあどうする?

ケースバイケースですけど
少なくても1年、ないし2年は我慢しながら、
担当役員の人事を期待するか、
それでも改善されない場合は、会社に相談し、
交代を申請する以外にないでしょうね。

これは結構厳しい現実問題です。

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白ナンバー役員付運転手の注意点(1)

ハイヤー会社に入って、車庫番を通過した人にとって、役員付運転手になるということは、
ある意味一つの「栄転」といってもいいかもしれません。
それは、より仕事がしやすい環境が与えられるためだからなんですが、
かといって、良いことづくめかというとそうでもありません。
いくつか注意する点も知っておくと良いと思います。

◆担当する役員との「相性」

役員付き運転手は、一般的に、乗車されるお客様がほぼ固定されます。
ですから、その人との相性がどうなのかという問題が出てきます。

大手上場企業の役員ともなれば、人格的にできた方が多いのですが、
それでも人間ですから、少なからず好き嫌いはあるでしょう。
嫌いだと言わなくても、苦手なタイプがあります。

歴史と伝統のある日本の会社の場合、役員になる人は基本的に人徳が備わっていて、尊敬できる人が多くいらっしゃいます。
一方会社の歴史が浅く、創業者が会長、あるいは社長の場合、
カリスマ的実力の持ち主となると、要注意です。
運転手の方が、役員に人格的に尊敬できないとなると、結構精神的にきつくなりますからね。

また、それは乗務員以上に役員からしても同じことがいえるのではないでしょうか。
ですから、最初の1〜2か月は様子を見られます。

・役員としては、車の移動に関して気を使いたくない。
・だからこそプロのドライバーを雇っている
・なのに、この運転手はどうも気がきじゃない

こんな評価を受けてしまっては元も子もありません。

◆「私の腕」のみせどころ

運行予定があらかじめ出向先の会社から少なくても1週間分渡されます。
また、目的地までの所要時間に関しては秘書から問われることが多々あって、運行時間に対する責任の所在をこちらに振ってくるわけです。
それはこちらがプロのドライバーであると見ているため当然のことでしょう。その時に速やかに対応したいものです。

それから、
もしも乗車された役員からイレギュラーに目的地が変更された場合や、
急に会社のお客様が乗車されて、その方の指示された目的地に行く場合が
私の腕のみせどころとなるでしょうね。

仮に地理に明るくなくても、自信と余裕を持った対応ができれば
その時を境に、より安心して運転業務に関して任せてくださるでしょう。

交代したばかりの方は、早い段階でこういった機会が必ず訪れますので、
気持ちの準備をしておかれると良いと思います。

◆仕事の人間関係が狭くなる

ハイヤー会社に籍を置いていらっしゃる場合
営業所にいれば、デスクとのやり取りがあり、同僚との情報交換や
交通情報などが耳に入ってきます。
朝礼もあったりして、毎日同じ仕事をするということはほぼありません。
黙っていても刺激を受ける環境がいつもそこにあるのです。

ところが
他企業へ出向しますと、まず営業所に顔を出す頻度が極端に減りますから、
社内の人間関係が段々と希薄になっていきます。
同期で入社した同僚などとの関係を上手に作っている人は
お互いに電話やメールで情報交換を怠らずにやっている人もいますが、
それだって、そう頻繁にはできません。

中にはたった一人で派遣されるケースもあります。
そうなると、全く一人で仕事をするようになってしまいます。

人間関係がわずらわしいと敬遠する人なら、絶好の環境になるかもしれませんが、それは自分の家庭や家族があっての話だと思います。
もしも独身一人暮らしの人ならば、
時間が経つにつれて精神的にきつくなることが予想されます。

会社側もこういう問題を知っていて、あらかじめ人選の際に、
なるべく妻帯者を推薦するようにしているようです。

◆仕事が単調になる

企業に出向すると、動く場所がかなり限られてくる傾向にあります。
半年もやれば、ほぼ行動のパターンを習得してしまいますから、
だんだんと仕事から受ける刺激が少なくなるでしょう。
そうなってきた時にどうするのかということ。

ある時営業所で、
役員運転手から解放され再び車庫番に戻ってきた先輩が、
今仕事が楽しくて仕方がないと漏らしていた言葉を私は聞き逃しませんでした。
出向していた時はよほど退屈な毎日を送っていたのでしょうね。

そうなんです。
乗っている人はいつも同じ。しかも都内行く場所が限定されているとなったら、意識していないと、だんだんと道を覚えなくなります。
夜の会食も、行くところは銀座、赤坂、六本木、麻布、神楽坂界隈で、
大体決まってくるじゃないですか。

◆公私混同の誘惑

どんなことでもそうですが、自由度が大きくなると、
その分、責任も大きくなってきます。
もしも自由が与えられたなら、それは責任が持てる人だと信頼され評価されたからなんです。
それを忘れてはいけません。
これは誇らしいことだからこそ、是非大切にしたいものです。

そういう意味から、一番気を付けなければならないことは、
公私混同することではないでしょうか。

特に会社の車を自宅に持ち帰る人は、
車両管理において公私の線を自分の中でしっかりと線引きしておく必要があります。
間違っても、自分や家族のための私的用事のために会社の車を使用することはやめるべきです。

これは言われるまでもない基本的なことですが、
個人的な使用の際に事故などの問題が生じた場合
言い訳ができないため、顧客や会社からの「私」に対する信頼が一挙に崩れます。

こういう問題は、
出向する時に会社側から面接で注意を受けていることでしょう。
しかし、出向して1年以上すぎると、預かった車の扱いに慣れ、自分の手足のようになっていきます。
最初は高級車だからと気を張って運転していたのに、「慣れ」が気持ちの油断を作っていくんですね。

帰宅の際に、ちょっとスーパーによって買い物でもして帰ろう・・・

こういった誘惑がそっと心に忍び込んできませんか?
プロのドライバーだという気概、自分に対する何らかの負荷を与え、
確固たる精神的支柱をなるべく早い段階で構築していく必要があります。

そうすることで私自信が守られ、私が背負っている責任(仕事、家庭など)をきっちりと果たすことができるのではないでしょうか。

公私の線をしっかりと引くことは非常に大切なことです。
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役員付運転手について 3


「白型」役員付運転手

顧客の所有する車両を使用して運行業務を行う場合が「白型」
すなわち派遣された乗務員は白ナンバーの車に乗車し、運行業務を行うというもの。
ハイヤー会社では「請負」「チャーター」などと呼んでいます。

「緑型」と違う特徴

いくつか、「緑型」とは違う特徴があるため紹介しておきます。

白型の車両管理

顧客の会社所有の車を使用するため、まず車は会社の所定の駐車場に置くということ。
また、役員宅への朝迎えがある場合は、派遣された乗務員は自分の自宅近辺に駐車場を借り、そこに車を置いて、自宅から直接役員宅に向かうようになります。
ですから車両を持ち帰ることができるということですね。
従って、営業所にいわゆる「出勤」することがなくなります。

会社指定の制服を着ない

緑型は制服を着て運行する場合がほとんどですが、白型は普通の背広を着用して仕事にあたります。

白手袋を使用することもほとんどなく、
車両は派遣された乗務員が責任をもって管理することになるのです。

洗車をはじめ、車のメンテナンスに関することは先方会社の秘書室や総務部との打ち合わせで決めていきますが、新規の顧客でなければ、すでに入っている同僚の運転手から引き継げば業務には支障はないでしょう。

人間関係が変わる

基本的に営業所で点呼を受けるということがなくなります。
会社によって違いますが、自宅に車を持ち帰った場合は、出発の際に営業所に電話で点呼をとるところと、完全に乗務員に任せるところとがあるようです。

そして出向先の秘書課や総務課の人とのやり取り、あるいは同じ会社の運転手との関係に、より比重が置かれるようになります。

「白型」のメリット

「緑型」と違い、乗務員が車を持ち帰ることが可能となるため、終了時間が仮に遅くなっても自宅まで車で帰ることができる点。
通勤時間が無くなるので、体がかなり楽になり、仕事がしやすくなります。

これが緑型の請負よりもさらに大きなメリットとなります。

いよいよ人間扱いに・・・「運転手さん」から「○○さん」へ

上場企業に出向した場合、その会社の一社員のように、
今までは「運転手さん」と呼ばれていた立場から、自分の名前を呼ばれるようになりますから、この待遇の変化によって、まるで、その会社の社員になったかのような「気持ち良い錯覚」を味わうことになります。

これは一人の人間として、我が存在を認めてくれているという、なんとも言えないうれしい感覚です。
しっかりとサービスしようというモチベーションを上げることにもつながっていきますよね。

出向先の企業についてや取引先などを研究し、乗車される役員に機会があったら質問などをしていくと大変喜ばれます。

一企業の歴史でも、深く知ろうと思ったら結構時間を要します。少しずつでも情報を蓄積していくことによって、思わぬところでサポートができるようになると思います。

私は、ハンドルを握る仕事の中で、役員付運転手ほど安定した労働環境はないのではないか、と評価しています。

上司は出向する乗務員に贐(はなむけ)の言葉を送ります。

「役員に、そして会社関係者に愛されるドライバーになりなさい。」
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役員付運転手について 2

役員付運転手は、「車庫番」と呼ばれる、営業所に乗務員が待機し、デスクから配車を受け、その日の仕事をこなしていくスタイルと違い、
文字通り、ある特定の企業に出向し、その会社役員の移動手段として使用される車両の運行業務を請け負うというものです。
社長.jpg

実は社内的にこの役員付運転手も大きく分けると二種類あります。

一つは、ハイヤー会社の車両を顧客の会社に持ち込んで請け負うタイプ。
もう一つは、出向先の会社が所有する車両を使用して運行業務を請け負うというもの。

言ってみれば、緑ナンバー(営業車)で運転業務を請負うのか、白ナンバーで請け負うのかの違いとなるのです。乗務員同士の会話の中では、白か、緑かと、色で呼び合ったりしています。

役員付運転手を派遣する専門の会社もある

ハイヤー会社ではなく、人材派遣会社を通して役員付運転手になることも可能です。
この場合、会社所有の白ナンバーの車であれば、あえて二種免許を取得しなくても就労は可能ですから、役員付運転手を強く希望される方はそちらのルートから応募してみるのが早いかもしれません。

緑型と白型

わかり易いように、車両持ち込みを「緑型」、出向先の車両を使用する場合を「白型」とここでは呼ぶようにしましょう。

この二つのタイプどちらとも経験してみますと、そこに「違い」があることがわかってきます。
まず、担当する乗務員の立場からみたこの「違い」について説明しましょう。

緑型

車両は顧客用に決められますが、顧客が使用せず休車となる場合は、
時としてその車を別の仕事で使用するケースがあります。
基本的に営業所から出庫し、仕事が終了すると営業所に帰庫します。

大手ハイヤー会社では、メインとなる担当者とサブ(あるいはスペアと呼んだりする)がついて、メイン担当の非番時にサブが担当しながら、二人三脚で先方顧客の車両運行業務をサポートします。
二人三脚.jpg

サブ担当はそう頻繁に交代する機会がありませんが、引き継ぎはしっかりとされており、普段は車庫番をしながら、いつでもスイッチできるように準備しています。

このサブ担当になる人は、入社して正式雇用契約を結んだ比較的社歴の浅い人が当てられるいケースが多く、将来の役員運転手候補として養成しようという会社側の意図があるようです。

緑型のメリット その1.・・・収入面

一つは収入面での安定が図れるということ。
会社の給与規定によって若干の違いがあるものの、ほとんどの会社が固定給+歩合給となっていて、固定の部分はだいたい10〜17万の間の設定、それ以外は自分がこなした仕事量に応じ歩合給が加算されていくようになっている会社がほとんどです。

従って、車庫番になると日々の仕事に波があり、一か月の自分の収入がなかなか読めません。
その点、役員付運転手は、顧客が使用する頻度が安定してくるということ。しかも、朝迎えの時間が早く、遠方であればあるほど、規定時間外労働が長くなります。

さらに会食などで役員の帰宅時間が遅くなれば、それが残業としてカウントされることになるので、一か月通してみると、5〜8万ほど上乗せされていきます。

車の利用頻度の高い役員に付いた場合、収入は比較的高い水準で安定していくようになるのです。

私の所属する会社では、仮にあまり使用されなかった場合は、車庫に戻ってから、車庫番として配車を受けることもできます。ですから、意欲的に働きたい人は、積極的に配車デスクにラブコールし、仕事を回してもらうようにしています。

もう一つのメリット…車両管理

なんといっても使用する車が決まっているというのは、日々使用する車両が変わる「車庫番」よりも格段に体が楽になります。

ハイヤーの仕事は肉体的にそんなにきつい仕事ではありませんが、拘束される時間が長いというのが難点。
それは役員付運転手の場合も同じです。

メインの仕事は役員宅への送迎、および日中の社用による運行業務となります。

朝は役員を7時ないし7時半に迎えに行き、少々遠い場所になると6時台には家に着いていなければなりません。上場企業役員の出社時間は、一般社員よりも早い場合がほとんですから、少なくても会社の始業時間30分前には到着しておく必要があります。

そもそも、あまり遅い時間に都心に入ろうとすると、混雑のために余計に時間がかかるため、早目に出勤する傾向にあります。

となれば、担当者が営業所から車を出庫させるのは、少なくても1時間前となるでしょう。
出庫前の諸々の準備を考えますと、遠方から通勤している乗務員の場合、
始発電車に乗っても間に合わないということも起こりうる話で、
しかたなし前日夜から会社に泊り、通称「おこし」の世話になりながら
眠い目をこすり準備をして出庫するということになります。

役員クラスが定時に帰宅するといっても、会社から小一時間は最低かかります。
送った後に営業所に戻って運行業務の報告を終えたあと、洗車をしますが、
会食などがあれば、当然帰庫時間が遅くなりますから、明日のことを考えると早く身支度して帰宅し、休みたいという気持ちが心を占領します。

そんな時に、明日のために洗車をしなければならないというのは慣れていても結構な負担となるのです。

使用する車両に変動がなければ、晴れた日であれば、車に付着したほこりを毛ばたきで拭い去り、タイヤ、ホイールを洗って、窓ガラスをふき、使用した座席の整頓をすれば、ものの15分程度で済んでしまいます。

これが車庫番となると、使用した車を明日使用する人がいるし、車を管理している先輩乗務員の手前、文句が出ないように、きちんと洗車しておかなければならないわけです。
車に水をかけたら最後、洗車終了には最低1時間は必要となりますからね。

時計を見ると、これから洗車した場合終電に間に合わない・・・・
今日も会社泊りだ・・・、これで何日帰ってないか・・・
枕が変わると寝付けが悪く、疲労は蓄積するばかり・・・
仕方がないなあ・・・

どのハイタク会社も洗車時間は残業としてカウントしませんから、できれば手っ取り早く終えたいもの。
しかし、車の整備は事故を防ぐことにもつながるというのが通説。手抜きは禁物だということも知っています。

ですから、使用する車が決まっているということは、それだけ業務上の負担が軽減されるのです。

メリット 3 自分のペースで仕事ができる

これは白型にも言えることですが、顧客企業のほとんどが秘書課を通して1週間分(企業によっては2週間分)の運行予定表を渡してくれます。配車時間や行き先があらかじめ分かっていれば、実に仕事の組み立てがしやすく、さらに慣れてくれば休暇を最大限活用できるようになります。

ここが車庫番と大きく異なるところであり、精神的にも安定してきます。
スケジュール.jpg

注意点

ただし、気を付けなければならないのは、体調管理もそうですが、「体型管理」かもしれませんよ。
早い人だと、出向するようになって1か月もすると、緊張のあまりこけていた頬にふっくらと肉が付き、腰回りに贅肉が付き始めていくのです。

年2回ある健康診断を受けるたびに体が横に成長し、以前はけたズボンがきつくなって、ベルトを緩めなければならなくなるなんてことが起きてくるんです。

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 ⇒ tachibow (08/02)
プロフィール
●年齢:50代
●家族:妻・子供あり
●住まい:東京都内
●職業:ハイヤー乗務員
●E-mail:hireman50@gmail.com
●経歴:東京出身。大学を出た後、
    教育関係の仕事に就く。
    一時独立したが頓挫。
    その後いくつかの業種
   (新聞社、病院検査会社、
    不動産、リフォーム建築)
    を経験。2008年、営業系の
    仕事を希望して再び転職活
    動し、唯一内定をもらった
    ハイヤー会社に再就職し
    現在に至る。
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